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千葉工業大学情報科学部情報工学科藤田研究室

高校生向け

情報工学科

1988年に千葉工業大学工学部情報工学科が,ハードウェアとソフトウェアを理解してモノを作れる技術者を育成するために設立されました.

良い情報システムを作るためには,プログラミングやアプリケーションの知識のみならず,それらを動かすハードウェア(計算機,ネットワーク,デジタル回路,アナログ回路)の知識が不可欠なため,情報工学科では,アルゴリズムといったプログラミングの基礎から,データベースや人工知能,通信技術,ソフトウェア工学,画像処理,音響といった応用分野までを幅広く学びます.

藤田研究室では,主に以下の分野の研究を行なっています.

1. 人工知能

深層学習の研究開発が実用になりつつあります.一方で,その動作については解析が十分ではなく,システムが何故?そのような動作をするのかが分りません.藤田研究室では,深層学習の成果を使って,その上に記号処理のシステムを構築し,人の評価を経て,コミュニケーション可能な人工知能システムの開発に繋がる技術の研究を行っています.

応用システムとして,フランス・コンピエーニュ工科大学と,遠隔地間で実施されるブレインストーミング中の動画像から,人の行動を認識して,コミュニケーションを円滑にすすめる為の情報提供システムの研究開発,移動ロボットへの自然言語による動作指示実現などを研究開発しています.

人工知能システムを作るための枠組みとして,自律的に動作する知的エージェントの集合について,マルチエージェントシステムの研究開発をおこなってします.

現在の人工知能システムの問題点と解決方法の研究

日仏伊の共同研究テーマ

2. 分散処理

人工知能システムなど,複雑で大規模な処理を実行するために,分散処理技術の研究開発を行なっています.また,多数の装置が関係するネットワークは必然的に分散処理となります.

今日の情報処理システムは,100年規模で動作を続けることを想定していません.しかし,我々の情報や知識,遺産はデジタル化されて蓄積されています.また,データ保存のみならず,処理を継続して実施することが必要です.

知的エージェントが複数動作する分散処理システムのための基盤技術の研究開発をおこなっています.

3. ネットワーク

セキュリティ技術の一つとして,秘密分散・秘密計算に関する研究開発を行なってします.

どんなに暗号技術が進歩しても,これを解読するための技術が開発されるために,計算の難しさに依存した「計算量的安全性」ではなく,「情報理論的安全性」を用いることが必要です.

情報理論的安全性をもつ暗号方式として,秘密分散・秘密計算の枠組みのなかの,軽量Nパーティ秘匿関数計算を使って,データを安全に複数のサーバへ保管し,秘密を保ったまま,計算処理が可能な方式とその応用システムを研究開発しています.

4. プログラミング

C言語

Java

Rust

Common Lisp

5. IoT

PIC/AVR

Arduino

RaspberryPi

A.関連する学会

一般社団法人情報処理学会

一般社団法人電子情報通信学会

一般社団法人人工知能学会

IEEE, Institution of Electrical and Electronics EngineersIEEEは"Eye-triple-E,"(アイ トリプル イー)と発音します.直訳すると電気電子技術者の研究所となります.無線LAN(WiFi)の規格を定めたり,様々な技術研究の交流を行う国際組織です.

B. 高校生で勉強しておくべき分野

数学

英語

物理

情報

国語

社会

C. 大学院へ行こう